からだの弱い方へのアロマケア その2
 前回、アロマテラピートリートメントという単語を使用しましたが、アロマテラピーをよくご存知ない方には耳慣れないことばだったことでしょう。からだやお顔にブレンドオイル(精油を植物油でうすめたもの)やオイル(植物油)を塗ることを指します。

 からだの弱い方へのトリートメントは、気分をおだやかにしたり、落ち着かせるほかに、次のような利点があります。

 1.血液の循環をうながす
 2.からだの代謝機能をたすける
 3.皮膚の乾燥をやわらげる

 トリートメントは、オイルを塗るためにからだの表面をさすりますから、血液や体液のながれをよくし、消化や排泄をたすけ、からだの新陳代謝をうながします。またオイルは、塗るババシャツ、塗るももひき、というくらい、とても保温力があります。皮膚に栄養を与え、水分の蒸発をふせぎます。

 からだが弱い方は冷えを感じる方が多いようです。からだが冷えると、寝つきが悪い、眠りが浅い、胃がもたれる、むくみ、からだの痛み、おつうじの回数が少ない、乾燥による肌のかゆみ、夜のトイレの回数が多い、せき、などの症状がでやすくなります。

 トリートメントによって、これらすべてを改善することは難しいですが、いくつかは確実によい方向にむかいます。また精油や植物油などの基材を目的に応じて選ぶことで効果を高めることができます。

 たとえば、脚が冷たくて寝つきが悪い場合のレシピ例

 <レシピ1>
  セサミ油10ml
  スィートマジョラム1滴+オレンジ・スィート1滴 
 <レシピ2>
  植物油10ml
  ベルガモット1滴+ラベンダー1滴

 どちらのレシピも、ひざ下とお腹、胸に塗ります。さらにお腹を温めると効果的です。

 お腹温めはいろいろな方法がありますが、いちばん手間いらずなのはてのひらです。ご本人、トリートメントする方、どなたのてのひらでもかまいません。そっとおへその上におきます。コツは手に力をいれないこと。力をぬいて、脱力したまま、ただ置きます。受け手がおへそ周辺にじわ〜んとしたあたたかさを感じるまで、二、三分続けましょう。

 皮膚の乾燥による肌のかゆみの場合のレシピ例

 <レシピ1>
  マカデミアナッツ油10ml
  ラベンダー1滴 
 <レシピ2>
  マカデミアナッツ油8ml+カレンデュラ油2ml
  ネロリ1滴

 とくに女性の場合は肌がキレイになると気分が明るくなりますから効果的です。みつろう1:植物油9ぐらいの、伸びがよいみつろうクリームも使いやすいです。

 からだの弱い方のアロマケアの話を書いたのは、ご家族がご自宅で療養中の方からお話をうかがったのがきっかけでした。からだが冷えて寝つきが悪いという症状がご家族がブレンドオイルを塗ることでだいぶ楽になったのだそうです。ご家族はトリートメントを専門的に学んではいません。

 わたしたちは、たとえ、それが小さな症状でも、体調がすぐれないと不安を強く感じるます。困ったり悩んでいるからだの症状が少しでも緩和されると、気分が落ち着きます。希望になります。からだの弱い方ならばなおさらのことでしょう。

 アロマテラピートリートメントというと難しくかまえてしまいがちですが、オイルを塗ることと考え、もっとどんどんホームケアとして利用されればよいと思うのです。
| アロマテラピートリートメント | 08:40 | - | - | pookmark |
からだの弱い方へのアロマケア
 高齢やからだが弱い、あるいはご病気のために療養生活を送られている家族や友人をお持ちの方から、「アロマテラピートリートメントをしてあげたいのだけれど、専門の勉強をしないと難しいのでしょうね」とたずねられることがあります。

 答えは「いいえ」です。 
  
 精油の知識やオイルマッサージの技術、やってさしあげたい方の疾病の関する知識はもちろん必要ですが、精油ならば直接からだに使わず香りをかぐだけに、オイルマッサージ技術ならば相手のからだの形に沿って塗るだけに、疾病をお持ちの方ならば主治医に「アロママッサージをしてもいいですか」と確認をとる、という対応ができます。

 とくに専門的な知識がなくても、すこしでも相手のためになれば!という想いをお持ちであればじゅうぶんだと思います。大事なのは「相手に触れる」ことです。相手の方のからだやこころのつらさや痛さ、かなしみをまったく同じようには体験できないし、感じることはできません。わたしたちにできることは、そのような状態であるその方といっしょに同じ時間を過ごすことです。弱っているときにそばにいてくれる人がいて、その人が自分ときちんと向き合っている、ことは安心感につながります。そのだれかがご家族や友人であればさらに心強いし、気分が明るくなると思います。

 トリートメントは、ことばを使わない対話、です。これが今のあなたなんだねとてのひらで話かけることができます。そして、からだをとおして返ってくる相手のことばをきくことができます。からだは正直でおしゃべりですから、トリートメントをする側も受け手も楽しい時間を過ごすことができます。

 ではじっさいにどういふうにおこなったらよいでしょうか。

 自分ならどんなふうに触れてほしいか想像すると、触れ方はすぐわかります。ゆっくりと優しく、やわらかく、大切に触れられたいですよね。強いタッチや「よくしてあげる」というやる気満々なタッチは逆効果なので避けます。

 相手に触れる前に、手を洗います。手が冷たいときは手浴をして温めておきましょう。オイルを手にとり、両手でなじませて温めます。そして、相手のからだの形に沿って、ゆっくりと優しい、やわらかく、てのひら全体で包みこむようにオイルを塗っていきます。
ことばを使わない対話といえ、力のかげんは相手にきいて確認しましょう。からだの形を変えるような強い力は必要ありません。それからどこを触ると気持ちいいかもきいて、その部分は相手が満足するまでしてさしあげましょう。
 
 からだの弱い方に精油を使う場合は注意が必要です。最初は、相手の方の好きな香りをティシュに一滴つけてお顔の近くにおくだけで満足されると思います。オイルに混ぜる場合は専門に勉強されている方に相談してください。

 からだが弱っている方の場合、人から触れられることが多すぎると疲れの原因になりますので注意が必要です。着衣のうえからのタッチングや短い時間でできるハンドマッサージ、フットマッサージから始めましょう。

 体調や気分を相手にききながら、相手の方が心地いいように、気持ちいいようにおこないます。そして、する人も無理をしないこと。おたがいが気持ちのよい、楽しい時間を過ごすことがいちばんです。
| アロマテラピートリートメント | 12:06 | - | - | pookmark |

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